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2018 年 5 月 のアーカイブ

Gibson SG 基盤

2018 年 5 月 29 日 火曜日

近年もののGibson SGのジャック交換の修理です。

開けてみて驚いたのですが、いま内部回路が基盤なんですね・・・。

 

 

基盤なのはまだ許せるんですが、問題はそのメンテナンス性の悪さ。

 

せめてジャックは基盤から独立させてほしかったところです。

なにせ一番トラブルの出やすいパーツなのですから。

 

しょうがないのでジャックについているハンダを全部吸い取ってから、慎重に外しました。

 

なぜかアクティブ(ステレオ)タイプのジャックがついていたのですが、モノラルで問題無いでしょうと判断し、在庫のスイッチクラフトを取り付けてみました。が!そこでまた問題発生です。

 

 

なんとジャック差し込み口がギターのトップに届きません・・・。

 

いろいろ探すとスイッチクラフトにはロングタイプというものがあるらしく早速手配しました。

念には念をで今度はアクティブ(ステレオ)タイプを手配。

 

 

ところが、ジャックがいざ届いてみると微妙に違うんですよね・・・。

 

上の写真がもともとついていたジャックです。

結線部が3つ、シールドプラグとの接点が2つ。

下の写真が新たに手配したジャック。

結線部が3つ、シールドプラグとの接点が2つ。

 

と同じ仕様なのですが、上のもともとついていたジャックはシールドの先端のHOT部をふたつの金具で挟み込む仕様になっているのです。

以前ご紹介したpure toneプラグに似た仕様ですね。それなら何故配線をつなぐ部分がみっつもあるの???と思いよく見ると

 

 

思い切り接触してます。

要はステレオに見せかけたモノラルジャックだったのです。ですので3つある結線部のうち1つはコールドで、残る2つのどちらに結線しても問題ないですよ、みたいな感じです。見た目に騙されてしまいました。なら最初から結線部を2つにしておいてくれよ・・・

 

 

そしてそんな仕様のプラグは市場に出回っていないのでそのままアクティブのジャックで代用しました。

HOTとCOLDの位置が合わないため見た目は悪いですがケーブルで配線です。

 

 

全部基盤にすれば確かにコストは下げられるかもしれませんが、こんな感じでメンテナンスが非常に大変になるんですよね。

最近のギブソンの倒産騒ぎもこういう配慮の無い設計も一因なのかもしれません。立て直し頑張ってもらいたいところです。

 

チューニングの不安定さ

2018 年 5 月 22 日 火曜日

ギターのチューニングがどうも安定しない、チョーキングするだけで大きくずれる・・・

といった症状の場合ペグの不具合を疑う方が多いのですが、その原因の多くはナットやサドルです。

 

 

ある国産ハイエンドエレキ。

やはりチューニングが安定せず、ギターを制作した工房にて調整してもらったらしいのですが解決しなかったそうです。

 

まずナットの溝を削りました。

弦とナットの抵抗がなるべく少なくなるよう、少しずつ調整していきます。

 

 

次はサドルです。

ストリングセイバーに交換しました。このサドルの弦の当たる部分を見て頂くとわかるのですが、非常に滑らかな曲線で処理され、いかにも抵抗が少なそうなのがわかります。

 

 

試奏していただいたところ、チューニングが非常に安定したのはもちろんテンション感が以前よりゆるくなり弾きやすくなったそうです。

サウンド面でも金属のキンキンした響きが抑えられたとのことでした。

 

シンクロナイズド・トレモロでピッチの不安定さにお困りの方、オススメです!

 

コンデンサ交換

2018 年 5 月 20 日 日曜日

 

エレキギターのボリュームポット交換のついでにコンデンサも交換してほしいとのことで承りました。

とてもしっかりしたパーツで組み上げられているギターでしたが、コンデンサだけが貧弱でした。

 

 

そこで最近マイブームなkusakusa88のこちら。古い工場から引き上げてきたというビンテージストックのフィルムコンデンサです。1,296円。

 

 

とても効きのいいコンデンサです。

トーンを絞ったときの効果はもちろんですが、演奏するときの気分も高めてくれます。

 

スタジオスピーカー入れ替え

2018 年 5 月 19 日 土曜日

これで2度めの入れ替えです。

 

 

最初は小型のパワードスピーカー(60W)を入れていたのですが、パワー不足を感じ写真のパッシブスピーカーに変更しました。4chパワーアンプ(100W×4)をブリッジ接続し340Wです。これで出力の問題は解決できたのですが、こちらのスピーカーはNEUという割と安価なスピーカーで音質的な面で物足りなさを感じていました。

具体的には中低域はどっしりとして良いのですが、高音域が控えめでやや抜けが悪かったのです。

 

 

そしてこの度導入したのがEVのZX1-90という定番モデル。NEUと比べてひとまわり小さいですが能率がいいのか同じパワーアンプの設定でも大きな音で鳴ってくれます。もちろん高音域も充分な出音。ボーカル用モニターの不満がこれで全て解決してスッキリしました。

 

フルアコメンテ

2018 年 5 月 17 日 木曜日

 

古いフルアコが持ち込まれました。

元々は弦高が低すぎて弦がビビってしまっていたらしいのですが、他店へ調整に出した所ナットの下にプラ板がはさまれて戻ってきたとのことでした。

 

 

チェックしてみると確かにナットの下にプラ板が挟まれています。しかしナット溝の削れ方がバラバラで2弦だけはビビリが解消していない状態だったのでナットの作り直しをすることになりました。

 

 

牛骨を削りナットを成形。ネックやブリッジ位置も調整し、バッチリな状態になりました。

 

こちらのギター、某フリマアプリで購入したそうなのですが、なんと霊的なものもついてきてしまったそうです。

ある夜のこと、ふと目が覚めてギターの方を見てみると・・・(以下略)だそうです。。

 

以前も似たようなケースをお客様から聞きましたが、中古楽器の直接取り引きは楽器店購入のものと比べてこういった事が多い気がします。一度楽器店を経由してメンテされるとそういう憑き物も落ちるんでしょうか・・・。

 

FGN Basic Classic Series 【新品】

2018 年 5 月 14 日 月曜日

 

FGN、とは長野県松本市のギターメーカー、富士弦が送るオリジナルブランドです。

富士弦の歴史は古く、1960年の創業から主に他社のギターの製造を委託されて行うOEMが主体でしたが、近年この「FGN」という独自のブランドを立ち上げ、日本製ならではの高品質でありながら学生でも手の届きやすい低価格な設定で非常に人気があります。

 

 

今回はこの白いテレキャスタータイプとストラトキャスター、ジャズベースが入荷いたしました。

 

 

お値段はいずれも「56,800円」税込み。背負えるタイプのFGNギグバッグも付属しています。

 

 

数年前に富士弦さんの大町市の工場に行かせて頂いたとき、「この工場には木材の含水率を11%に強制的に調整できる、貴重な設備がある」とおっしゃっていたのが印象に残っています。

ギターの細部の仕上げがよいのはもちろんですが、ギターの要である木材の状態にまで相当こだわっていらっしゃるのが伺えました。木材が良ければネックの反りなど様々なトラブルが起きにくくなります。

 

当店ではこちらのギターのみならず、もっと低価格な初心者セットまでギターをお買い上げの方に無料で初歩の初歩レクチャーを行っております。

  • ギターの持ち方
  • チューニングの合わせ方
  • ピックの持ち方
  • ドレミの弾き方

ぜひご利用下さいませ!