やや太めのネック形状に造形のよいボディ、国産がオリジナルに迫った時期のアリアプロⅡレスポールタイプです。
ピックアップはDiMarzioに似ていますが確認したところDiMarzioやUSAの表記はありませんでした。
おそらく国産のMAXONやGOTOH製だろうと思われますが、素晴らしく太い音色を出してくれています。
フレットの減りはそれほどではなく、まだ8割以上残っています。
背面にはバックルの当たった傷があります。
ペグの回転はムラなくスムーズ。トラスロッドもまだ余裕があります。
ネックの形状はやや太めですが、この握り心地に納得される方も多いのではないでしょうか。やや台形に近く、左手の形にピッタリフィットするような絶妙な形状です。
ネック強度を上げるためボリュートが設けられており、しっかりコストを掛けて制作されたことが伺えます。このネック形状でこのボリュートは現在では高額なギターでしか見られないでしょう。
経年により貫禄のあるルックスになっており、ジャパンビンテージ入門として最適な一本です。ボリュームポットがひとつ交換されています。(Aria Pro Ⅱ LS-500【中古】 54,000円 ケースは付属しません)